皆さんが学生時代から手先の器用さに内心秘かに自信を持っておられる、あるいは洋裁や編み物、日曜大工などがご趣味であれば、収納目的で市販されている各種既製品やご自宅で出番を失い眠っているアイテムに、趣味と実益を兼ねて手を加え、オリジナルの収納アイテムへ改良されるのも一案です。
たとえば皆さんが今、１００円ショップやホームセンターの店内で、収納関連商品を物色されているとしましょう。他の見知らぬ来客はいずれも「想い描くよりわずかに小さいから見送る」「この部分が違うから残念」など、既製品が自身の理想とする条件を１００％満たす事を前提に、入手もしくは見送りの判断を下されています。これでは満足出来る商品との遭遇は殆ど期待出来ず、購入した商品も「合致しない」なる単純な理由から、そのまま眠り続けるかゴミ回収へ直行です。これでは収納術ならぬ浪費術の達人なる不名誉な称号が囁かれるばかりです。
収納は大は小を兼ねる世界です。小さければ収納用アイテム自体は所定の場所に収まりますが、肝心の収納すべきグッズが溢れてしまいます。創意工夫すなわ頭の中の三次元空間で設計図を想い描く素晴らしい特技をお持ちの皆様だからこそ、多くの方々が簡単に諦めてしまう収納法の実践が可能です。趣味と経験で培ったご自身の能力のフル活用をお薦めします。