何かを分別から所定の場所へ収納する作業に際しては、多くの方々が真っ先に、とりあえず「入れ物」すなわち「収納専用アイテム」の調達を思い浮かべる傾向が否めません。勿論収納は所定の場所に整理整頓から入れて保管する作業ですので、器となるアイテムが当然必要となりますが、ここでお薦めしたいのが、器の準備を急がぬ姿勢です。
非常に細かい話となりますが、本当に上手な収納術とは、時間労力経費いずれをも可能な限り抑えた上で、ご自身そしてご家族全員にとって不自由を感じない収納ノウハウの構築からの実践を指しています。仮に十分なスペースと豊富な予算が揃っていれば、収納なる作業に頭を悩ませる可能性は各段に低くなって当然です。限られたスペースと予算に対し、対象となる各種アイテムが多過ぎるアンバランス状態だからこそ、想い描く収納が実践出来ない、あるいはノウハウ自体が見定められず、現状に困っている事実を冷静に捉えておかねばなりません。
そこで提案申し上げたいのが、現在お手元に眠っている梱包材類のアレンジからの活用です。たとえば折り畳んだ段ボール箱を再度くみ上げ、学生時代の工作を思い出して一工夫手を加えれば、例えば押入れの空きスペースにジャストサイズの収納箱が出来上がります。残るはゴミとなる寸前の梱包材系をアレンジするなどの工夫を通じ、オリジナルの収納術を考え出すのも一案です。