私達の潜在意識として、1つの商品とそれに関して予め定められた用途と使用方法に関する説明が存在している場合、それ以外の用途への応用を無意識の中で躊躇してしまう傾向が見られます。「間違った使い方はダメ」「他人に笑われるのでは」などの懸念が頭を過ぎるのが大きな理由でしょうが、このある意味真面目かつ身長な考え方は、時に収納なる作業の可能性や実践を通じて得られる効果を大きく抑制してしまい兼ねません。危険を伴う使用方法の実践はいただけませんが、安全が確認される範疇の斬新な変則的活用法であれば、それらは立派な収納術と他なりません。
例えば100円ショップで販売されている、組み立て式の金属製パイプと網目使用の棚は、食器保管用アイテムとして厨房回り商品売り場に並んでいるのが一般的です。建設現場の足場をくみ上げるのと同様、自由な幅と高さ設定で構築可能なメリットを活かし、例えば出窓部分にフィットするように設置から、ぬいぐるみなどのコレクショングッズを並べれば、お洒落な窓際をデコレーションをしながらの収納が叶います。収納イコール普段は視界に入らぬ奥の部分に「しまい込んでしまう」イメージが先行しがちですが、こうした規定は存在していません。これはあくまで一例に過ぎず、最初は思いついたご自身が思わず苦笑いを浮かべてしまうアイデアの中から、新たな収納術が誕生するのです。